君がその質問をするのなら僕は答えようか。
「軽々しく死ねと口にする理由」がききたいんだろ?
ああ、それより、まず君は何か勘違いをしている。
軽々しく死ねと言っている訳ではない。
少なくとも僕は。
僕は、ね。
軽々しく「死ね」なんて言わない。
寧ろその言葉は重く僕の胸に刺さる。
でも本当にそう思ってるんだ。
死んで欲しい。
殺したい。と。
何故なら僕は君が此処に居ると自殺せざるを得ないんだ。
苦しくて苦しくて、怒りが増幅して、辛くて哀しくて。
君を殺さないと僕は死ぬ。
僕は死にたくないから君を殺す。
だから早く死ね、と。殺す、と僕は口にする。
死にたくないんだ。
分かってくれるだろ?
死ねないんだ。
僕は酷く臆病だから、
包丁を自分に突き刺すことなんて出来ない。
薬を大量摂取することなんて出来ない。
屋上から飛び降りることなんて出来ない。
でも、
これ以上君に苦しい思いをさせられたら、
死ぬことなんて簡単に出来てしまうだろう。
今までにこんな屈辱、味わったの初めてだし。
ね?
だから僕は死にたくないんだ。
だから僕は君を殺したいんだ。
これで分かっただろう?
僕が死ねって言う理由。
「死ね」って言葉が嫌いならあまり僕を怒らせないでくれよ。
もしもこれからも君が今までと同じ態度で僕に接したら、
絶対に殺してやるから。
よろしく。
じゃあまた、明日?
お互いテスト最終日頑張ろうね。
From 飛沫
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